2010年3月アーカイブ

20日の卒園式から何とも言えぬ時間が流れてきた3月も今日で終わり。保育園では「明日から一つ大きくなります会」が行われた模様です。園長の通信「風のたより」で様子が語られていました。卒園児にとっては,新たな学びのステージへ,在園児は憧れの大空になる虹組を筆頭に,それぞれ一つ大きくなる4月を明日に控え,自分という可能性を広げるために誓いを自身に告げたようです。そんなたくましい子らが刻んでいく新しい軌跡を日々見守っていきたいと思います。

ainohana.jpg上の写真なんだかわかります?今年度の大空さん達が大切に世話をしてきた藍瓶です。昨年度の大空組の卒園記念として贈られた益子焼の瓶。卒園に向けて2月に再度藍を建て,刺し子のリュックを作るための布を染めた後のシーンです。薄い青の華は染色後に撹拌してできたもので,濃いものが染める前の華を戻したものです。藍瓶の強アルカリの水中では発酵菌達の絶妙な世界が繰り広げられ,元気な日もあれば疲れる時もある。それを藍の華の色や形で見極めながら染色していくのが本藍染の極意です。
一つ大きくなると,それだけ乗り越えなければならない壁は高くなります。その高さを自分で決め,自分で責任をとりながら進んでいくことが大切だと園長も通信に書かれていました。だけど,時には疲れて,迷って,どうにもならない時も必ずあるはずです。大人だってそうですよね。でも,そんな時こそ立ち止まって休むことが必要で,じっくり待つことが次に繋がるのでしょう。藍が疲れているときに染めても鮮やかな色は決して出ません。そんな感覚を今年の大空さん達はしっかりと身につけてくれました。そして,次の自分のあり方をしっかりと考え,周りの仲間のことを意識しながら進めるようになりました。
子ども達の可能性は無限大です。だからこそ,大人がより豊かな社会を築き,子ども達の育ちを保障する環境を創造しなければなりません。明日から陽だまりの移転も本格的に始動します。地域の子育て拠点を担える民家保育園構想を是非みなさんの恊働で実現させましょう。

もうすぐ卒園式

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啓蟄を過ぎ,虫たちを見かけるようになりました。天気のいい日には,大空を雲雀が舞っています。季節が移り変わりゆく中,保育園は生活発表会と卒園式に向けて持てる力を120%振り絞っています。職員の皆さまは寝る間も惜しんで『こと』に当たられておられることでしょう。本当に心からお礼を言いたいです。

今日いずみちゃんから,「リズムの後に『つ・か・れ・た・・・』と言いながら大空の部屋を覗くと,既に子ども達は黙々と縫物(卒業製作)に集中していた・・・子どもたちはすごい!大人がへこたれてはいられない!」という素敵な話を聴きました。そんな大空さんが旅立つ日が刻々と近づいて来ました。今年は春分の前日の20日が卒園式です。季節の分け目でもある日を前に,これまで喜怒哀楽を共にしてきた仲間と別れを告げることになります。でも,今年も藍の種を次に引き継ぎ,今年の大空の軌跡がしっかりと園の歴史と在園児そして大人達に刻み込まれることと思います。大人も一緒に頑張り,共に育って行こうではありませんか。きつい時,大変な時に『こと』を楽しめるかどうか。大人の真価が問われるところです。子ども達の幸せな顔を見ることだけを願い,『つま先だけでも前に向けて・・・』子どもに寄り添い,親として大人として出来ることを尽くしましょう。

移転準備の方も春分を境に本格的に始動しなければなりません。前回の宿題になっているワークショップについて活発な議論をお願いします。叩き台以外にも色々と意見をお寄せください。実現可能かどうかは問題ではありません。今日の理事会の冒頭に,移転準備委員会を代表しまして会の趣旨と民家保育園構想の意義をプレゼンさせていただきました。現在も理事会は続いています・・・その結果を待ちながら今日の記事を書いています。GOサインをいただけることを祈っています。
高根沢町が整備している里山林のボランティアが今日明日行われています。今日は午前中を中心に多くの皆さんにボランティア参加いただき,早春の里山で汗を流しました。とくに卒園を目前に忙しい中,職員の全員体制には頭が下がりました。子ども達は,いずみちゃん率いる里山っ子隊と化し,半日お手伝いと遊びに夢中になっていたようです。おかげで,お昼のカツカレーの食べっぷりも大人顔負けという感じでした。蓋を開けてみれば,一般参加はほとんどが陽だまり関係者でした・・・でも,移転後の「親の背中を見せる会」の様子を見ているようで,私個人としては楽しい一時を過ごせました。本当にお疲れさまでした。

shinrinbo.jpg里山は日本の文化の源流であり,農耕民族としてのDANが刻まれてきた場でもあります。成長の早い落葉樹を里の近くに植え,食料,燃料,堆肥を得る場として循環型生活を維持し,技を継承しながら豊かな精神性を築いてきたところです。今年の秋に名古屋で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では,この里山の価値(SATOYAMAイニシアチブ)が世界に向けて発信される予定です。このような魅力一杯の伝統空間を保育の場にすることの意味を,移転計画を具体化していく中で,じっくりと考えていきたいものです。

追伸
私と一緒に作業をしていた方はおわかりかもしれませんが,作業後病院で診てもらった結果,2カ所粉砕骨折ということで全治一か月でした・・・困った・・・困った・・・あ〜痛い。里山は魅力も多いですが,危険も一杯です。皆様もくれぐれもご用心を!

本日の第5回移転準備委員会ですが,夜遅くまで活発な議論をいただき感謝申し上げます。今後の実際のスケジュール等を確認し,保育園(保護者会含む)の行事との兼ね合いの必要性が園側から提案されました。そこで,ワークショップ等の内容を今月末の職員会議までに提案するということで,メール会議で調整していくことになりました。

会議終了後,数人の委員から叩き台があった方がわかりやすいとの声をいただきましたので,個人的な経験から下記の通りワークショップが可能なものを列挙したいと思います。具体的な内容は,こちらのホームページからイメージしてもらえるとありがたいです。

  1. 解体工事に関するワークショップ
    • 解体前古民家見学ツアー&建具等搬出作業
    • 解体後の柱洗い&再利用部位の清掃
  2. 左官工事に関するワークショップ
    • 竹小舞(伝統的な壁の下地)づくり
    • 土練り(荒壁用の土づくり)
    • 荒壁塗り
    • たたき土間づくり
    • 日干しレンガ&竃(かまど)づくり
  3. 木工事に関するワークショップ
    • 柱磨きを含む養生作業
  4. 屋外に関するワークショップ
    • 外壁(生け垣)づくり
    • 整地関連
子どもと一緒にやりたいもの,大人が頑張っている姿を見せたいものなど,対象と規模を考えて組み込んでいくことが大切です。今日の会議では,ワークショップによってコストダウンを図ることは難しいとのことでしたが,私の経験でも大幅に落とすことはできません。とくに,今回は移築再生であることも考慮しておかなければなりません。しかし,民家再生のプロセスに関わって汗することが大切で,自分たちの生活の一部になる空間を共に創っていくことが重要だと思います。いろいろなアイデアをお寄せいただき,豊かな園舎づくりにしていきたいと考えています。よろしくおねがいします。
昨日は桃の節句でした。五節句の一つである上巳(ジョウシ/ジョウミ)の別名ですが,元々旧暦の3月3日(今年は4月16日)に行われる祭で,桃の花が咲くころに行われることから,桃の節句と言われるようになりました。早合点に雛人形を片付けないで,陰暦まで飾ってみてはいかがでしょうか。二十四節気を感じながら生活してみると,先人達の見事な季節感を再確認できると思いますよ。

園では,賑やかに来年度の新入園児の家族を交えての雛祭りパーティーが行われました。そんな中,大空組の母ちゃん達が園のバザーを支援し,夕方には手づくりカレーが販売されました。私もいただきましたが,売り上げは移転準備委員会に全額寄付とのことでした。園内でおさがり品を入園児に譲り,夕食のおかずを提供しながら移転を支援するという活動は,まさにロハスな関係性を生み出すだろうと考えます。子どもが多かった時代には,兄妹や親戚など血縁内で「おさがり」は貴重なものの流れでした。また,ご近所などを中心に行われていた「おすそわけ」の文化も心温まる結いのひとつでした。いずれも,経済的には貧しかったかもしれませんが,豊かなひと・ものとの関係性により支え合う社会だったと思います。こんな素晴らしい文化が少子化と個人化により衰退してしまい,他者と思え合えない寂しい社会になってしまいました。結果,子どもにお金をかけることでしか安定を得られなくなったのではないでしょうか。このような観点で昨日の母ちゃん達の行動を振り返ると,身の丈に合った園内版地域再生モデルになり得ると思います。

啓蟄(今年は3月6日;陰暦1月21日)の数日前に行われた支援活動。地の中で眠っていた生き物達が動き始めるとされる節気に因んで,移転準備会も本格的に始動していきたいものです。夕方,我が家の柿の木の下を探ってみると,節気通り数個の蕗の薹(フキノトウ)が顔を出していました。

fukinotou.jpgこれから旅立とうしている大空組の子ども達,これから大空組を目指して力を蓄えている子ども達を何となく連想してしまいます。毎年同じ時に,同じ場所に顔を出す蕗の薹ですが,この「変わらない」ことに自然の美しさや力強さがあると思います。このような普遍性を大切にした保育の魅力を多くの人達に伝えたいですね。

既にお便りでお知らせしていますが,本日19時より移転準備委員会を開催致します。基本設計に対してゼネコン見積もりがあがってきております。これを元に,本設計に向けて動き出す必要がございます。SimpleでDirectな実体験に基づいた保育に必要な空間とは?を皆さんで考え,プロセス合意を大切に本設計を確定していきたいと考えています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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