柱洗いWS

| コメント(0) | トラックバック(0)
昨日,子ども達と一緒に柱洗いを行いました。どんよりとした曇り空の下,寒いなか2時間ほど約20本の古材を心を込めて洗い磨きしました。現場に運ばれている古材は200本以上ですから,ほんの少しです(本当は全て磨けるといいのですが)。200年の歴史を経た柱を磨きながら,子ども達は何を感じてくれたんでしょうか。薄汚れた木肌を布が往復するたびに輝き出す。その色をじっくり眺めると,1本とて同じものはありません。それぞれが民家での役目を果たし,配置されていた状況の違いから生じる個性という「美」であると思います。

hwash.JPG教育において個性を尊重することの重要性は広く認識されています。しかし,そのような現代社会では個性が埋没することが多いように思います。教育がサービス化することと比例しているようです。結局のところ,ステークホルダーである親の満足度ばかりが過度に問われ,子どもの最善の利益の保障という観点と一致していなことが多いのではないでしょうか。

hmigaki.JPG写真ではなかなか伝えきれないのですが,200年間という生活の積み重ねによってのみ表出する美しは,どんな塗装技術をもってしても表現不可能です。そして,生活文化が反映されたこの木材は世界でたった一つの柱や梁です。現代的な価値では「新しい」ことが最も評価されますが,木の文化において果たしてそれが正しいのでしょうか?見かけは年老いた木ですが,芯の方はまだまだ若々しさが保たれています。

kizami.JPG現場では,このような刻み直しが急ピッチで進められています。写真の柱は,「を」列の「九」番目の柱という意味の番付けがされています。12月4日の上棟祭に向けて木組みがいよいよ始まります。連休明けには現在募金を呼びかけています9メートルの太鼓梁が搬入されます。27日頃から木組みが始まるとのことですので,出来る限り現場の様子をお届けしたいと考えています。年末に向けて忙しくなりますが,皆様の温かいご支援をどうぞ宜しくお願い致します。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hidamarihoikuen.org/MT-5.01-ja/mt-tb.cgi/53

コメントする

このブログ記事について

このページは、管理者が2010年11月23日 01:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「第11回移転準備委員会の開催について」です。

次のブログ記事は「いよいよ明日「ぽかぽかまつり2010」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。