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卒園まで残り1ヶ月足らず・・・今年も藁半紙づくりが始まりました。昨日の午後,穏やかな日差しに包まれて藁切りを行いました。今まで,昨年度の小山基金での竃づくりや今年の夢基金事業などで何となくは見てきているのですが,初めて手にする押し切り。おそらく,今後の教育課程でも体験はしないでしょう。一歩間違えれば指が落ちてしまうという恐怖感の中での作業ですが,危ないからこそ決まり事が安全を保障するということを体感する活動でもあります。卒園までに乗り越えてきた数々の体験がものを言います。

wara11-1.JPG伝統民具なので,もちろん子ども用なんて教育教具は存在しません。昔ながらの押し切りをそのまま用います。身体的な発達から言えば,大空とはいえ道具の大きさにマッチしていません。大人ならしゃがみ作業となるのですが,写真のように立ち姿勢となります。右利きの場合,左足で押し切りを踏み押さえ,右足で身体のバランスを調整し,左手で藁の出し入れを制御して,右手で切るという身体感覚が要求されます。もちろん,押し切りを自分で固定することができない子もいます。そんなときは大人が少しだけサポートするようにしています。

wara11-2.JPG今年は,今までお世話になった保育士,先輩学童さん達にも刻んでもらい,いろんなパワーをもらっての卒園証書づくりのスタートとなりました。これまでは合鴨米の取り組みの一環として行ってきましたが,今年は合鴨そのものが震災の影響を受けて活動することができませんでした。そこで,今年の藁は裕重さんから分けていただきました。奇麗に整えられた素晴らしい藁でした。来週の火曜日に1日かけて煮てからの紙漉作業となります。さて,今年はどんな和紙に仕上がるのか?楽しみです。
朝夕の送り迎えを正面玄関からに変更されて半年くらいになるでしょうか。みなさん,敷居をまたいで,土間を抜けて登園するということに慣れていただけたでしょうか?あっくんのペレットストーブに火入れ作業,薪ストーブの着火間もない弱々しい温かさ・・・民家保育園ならではの冬の風景があります。今年の冷え込みは数十年に一度というものでしたので,そのありがたみを感じることができたのではないでしょうか?スイッチぽん!!の世界に慣れている現代生活では,何をロートルなことをと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが,ここに人類普遍の発達保障があるんだと思っています。

さて,新年を迎えて陽だまり正面玄関の看板に変化があったことに気づかれていますか?彫刻を担当いただきました野村彗氏(エコハウスの野村さんの方が馴染みがあるでしょうか)の申し出で,正月休みの間に更に刻みを入れていただきました。子どもを見守る優しさと子どもの躍動感を演出してくださいと,素人のイメージだけを伝えておきましたが,丸ノミを中心にダイナミックな看板に生まれ変わっています。

kanbannew.jpg私はいつも口ばかりですが,このようにイメージを具体化していただける方々に恵まれている陽だまりは本当に幸せだと思います。幸せに包まれていると,他者に優しくなれる・・・そんなバイラテラルな関係性がチャリティコンサートや伝統文化継承など,「いま」の世の中に欠けているものを子どもを通して保障していけるのだと思います。そんな手間が子育てを意味あるものにし,大人としての責任を認識していけるのではないでしょうか。

六代目へ・・・

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2月10日−−大空組卒園に向けての恒例となった寒中藍建を行いました。寒い時期は温度管理が難しく,発酵が安定しにくいので毎年苦労します。前半は山崎和樹氏の方法に準拠して私なりの建てましたが,今回は短期間で発酵させるのには向いている北澤勇二氏の方法で行いました。しかし・・・今のところ染められる状態にはもっていけていません。ちょっとピンチです。

さて,藍建の後に先日した藍の種の選別作業を行いました。十分に乾燥した穂先を両手で揉んで種と茎を分離させていきます。春に蒔いたときの種を思い出しながら,いのちが繋がっていくという感覚をもってもらいたいと,この作業は毎年大切にしています。

tane11-1.JPG13人の小さな手が紡ぎだした小さな「種」・・・思い返せば,今年は畑づくりから始めて,陽だまりとエコハウスの往復をしながらの活動でした。いろんな障壁があったかもしれませんが,間もなく六代目へと継承されていきます。先日のブログでのいのちの「還流」と思いの「継承」が藍の取り組みの本質だと考えています。そこにエッセンスを加えるのは保育者であり,保護者であり,地域の恊働者です。そんな保育保障として定着させていく努力を来年度以降していきたいと思います。

tane11-2.JPG

例年にない冷え込み,大雪から今年の花粉の飛散時期は2月中旬以降から本格化し,3月下旬頃がピークと予測されています。今や国民の四人に一人は花粉症を発症しているといわれています。下のデータは医療機関で治療にかかっているデータから算出している都道府県別有病率ですが,スギ花粉症が全国で初めて確認された栃木県は,埼玉とならんで第3位です。

kafunsyo.jpg花粉症の方にとって,この時期は本当に憂鬱ですが,今年からは更に放射能汚染問題が加わります。既に,林野庁の中間報告で明らかにされていますが,杉の雄花と花粉に含まれる放射性セシウムが87地点で調査されました。最高は福島県浪江町小丸の253,000Bq/kgで,下図のように土壌汚染のセシウム積算分布と相関があります。また,同報告書では,旧葉と新葉の汚染についても述べられていて,最高値は旧葉で612,000Bq/kgという高濃度の汚染を観測しています。

sugikafun.jpgでは,花粉による内部被爆はどのように評価されているのでしょうか。詳しくは林野庁の資料をご覧いただくとして,2月から5月の春の花粉シーズンで大人が被爆する最高値を0.553μSvと試算しています。もちろん,この数値であれば汚染の程度は小さいといえますが,マスク等の防御策を取り難い乳幼児を預かる保育園としては,本当に気がかりでなりません。数値の問題ではなく,「いかに無用な被爆を避けるか」という観点が重要なのです。一方で,季節を体一杯に感じさせたいという思い(保育ニーズ)もあり,実に悩ましい問題です。

春はいのちの芽吹きの季節・・・そのいのちが確実に汚染されているのです。それでも,原発は継続され,輸出され,どこかで汚染が繰り返されていくことを批判しても,原発によって作られた電気を使い続けなければならない・・・やはり,制度疲労を感じずにはいられません。発送電分離の原則を1日でも早く実現し,電力を選択できる社会システムを構築しないと,未来を担う子ども達に申し訳が立ちません。

還流

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立春を過ぎ,この2日間は春を思わせる陽気に恵まれ,なんとなくほっとしました。しかし,今晩から再び寒気が南下して大雪に注意・・・日本海側中心に雪深い東北の皆様の心中は穏やかではないでしょう。先日,とあるニュースで冬季のボランティアが大幅に減っていて,いろいろと支援が滞っているとの報道がありました。私たちは2回目の震災チャリティコンサートを終えたばかり・・・いつも東北を新鮮に感じていたいものです。

もう先月になってしまいましたが,チャリティコンサート後大空組が揃ったところで,紺Tを染めてくれた藍瓶を一度土に還す作業を進めました。保育園敷地内の雑木林に穴を掘り,藍液をみんなで生活土間からバケツリレー。どんどん重くなっていくバケツを黙々と運びます。その様子を,大地,若葉,風,虹さんの仲間がずっと見届けてくれました。

kanryu1.JPGそして,最後に土を被せていきます。さながら,一昔前のお葬式そのものです。運動会までの前半の取組みのなかで,紺T,手拭,大空フラッグを染めてきた藍。その思い出を振返りながら,一人ずつ土を被せてもらいました。そして,この中には大空2010の沈殿藍が入っていました。藍染四天王の一人さわちゃんも参加してくれました。こんなところにも「継承」の意味を考えるシチュエーションがあり,今年度も次年度に沈殿藍を種と一緒に継承していきたいと考えています。

kanryu2.JPGここまでは,大空組の作業を羨ましそうに見ていてくれた仲間たち。最後に,目印を立てようと枝を集めてご覧のような塚ができました。このとき,昨年の大空に話したミヤンゲ(土産)とラマプト(客人)の話をしました。アイヌでは,熊がラマプトとして人前に現れ,自分のいのちをもってミヤンゲを届けにきます。いのちを繋ぐ大切な肉と毛皮を客人である熊からいのちをいただき,その魂を丁寧に葬ります。そのときに,木の実やシャケなどをミヤンゲとしてもたせるためのお供えをします。そうすることで,またミヤンゲをもってきてくれるという輪廻的思想が宿っているのが,土産の語源であるという話です。大切に育てた藍のいのちから青をいただき,疲弊した藍を土に還す・・・毎年繰り返される営みを保障することが,藍の取組みの本質的な部分であり,そこから派生するドラマは毎年違っていいのです。こんな連続的な取組みを通して,身体のどこかで「還流」を感じていてくれたらなと願っています。

kanryu3.JPGそして,急いでエコハウス横の藍畑に走っていき,藍の種を収穫しました。時期的には心配しましたが,寒い冬に負けずにひっそりと子ども達を待っていてくれたかのようでした。卒園式のときに虹さんに引き継がれます。間もなく6代目となる種。この小さないのちに託された思いは年々大きくなっていきます。

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食は日々の生活の糧となり,子ども達の身体をつくる大切な営みです。陽だまりでは保育目標の最初に「よく食べ」という理念を掲げています。福島原発の事故は,これから数十年間,いやもっと長い間,暗い影を落とし続けます。既に60歳以上の方からは「我々が責任をもって食べる」と,低汚染状況をある意味軽く論じられますが,子どもの放射能感受性は大人の4倍であることは,以前のブログでも紹介しました。地産地消や循環型農業を掲げる高根沢町においても深刻な問題だと思います。元気あっぷむらの直売所の売り上げが,震災前に比べて3割減っているのも宇都宮市などの周辺都市部からの買い付けが控えられているからです。

既に保育園にも掲示いただいているかと思いますが,日本科学者会議栃木支部と宇都宮大学職員組合の主催で以下のようなシンポジウムを開催することになりましたので,子どものいのちを守るべき行政,保護者,教員など多くの皆様に御来場いただきたく御案内申し上げます。


シンポジウム「放射能汚染−食の安全をめぐって-」

日時:2012年2月18日(土) 13:30〜16:30
主催:日本科学者会議栃木支部・宇都宮大学職員組合
後援:宇都宮大学消費生活組合・よつ葉生活協同組合
会場:宇都宮大学農学部3101教室(峰キャンパス内)
講演者:
  • 崎山比早子氏(元放射線医学総合研究所主任研究官,医学博士)
『食べものと内部被爆』
Profile
マサチューセッツ工科大学研究員,放射線医学総合研究所主任研究官を経て,1999年から高木学校のメンバーに。高木学校は,プルトニウムの危険性を訴え続けてきた物理学者,故・高木仁三郎氏が市民の立場から問題に取り組む市民科学者を育成するために1998年に創設した団体である。
  • 杉本宏之氏(栃木県庁農政部経済流通課)
『栃木県における農産物等モニタリング検査の状況』
『有機農業の現場から』
参加費:500円(資料代として)
連絡先:日本科学者会議栃木支部(高際) TEL. 028-649-5221
             宇都宮大学職員組合 TEL. 028-649-5029

関連情報
  1. 高木仁三郎著「原発事後はなぜくりかえされるのか」(岩波新書, 2000)
  2. 崎山比早子・高木学校著「母と子のための被ばく知識:原発事故から食品汚染まで」(新水社, 2011)
  3. 上野長一氏作「いろいろ米

1月22日。明け方まで降り続いた雪も止み,いよいよ会場となった町民ホール。インフルエンザの流行の余波を受け,多くの仲間が出演,鑑賞できないという非常事態でのコンサートとなりました。実行委員長はじめ,主催者としては客入りが最後まで気がかりでしたが,会場前から続々と人が集まり,受付担当から本当に大変だったという感想をもらったほどでした。

2ndcharity1.JPG玄関をくぐると,ぽかぽかまつりで震災チャリティとして行った里山染の布と,大空組のクリスマスオブジェとして染めた布を利用して,陸前高田の海と陸と希望をイメージした(?)空間演出がなされました。ともパーとようちゃんのアイデアで,気持ちよくお客様をお出迎えすることができました。

2ndcharity2.JPGロビーでは,第1回のチャリティコンサートのコボちゃんギャラリー,これまでの活動を紹介するパネルの展示に加え,協賛のふるさと未来Souのご協力で,「瓦Re:KeyHolder」と「まけないぞう」のチャリティ販売コーナーを設置しました。たくさんお買い上げいただきまして,ほぼ完売したようです。Souの増子さんは,エコハウスにて来客者に声を掛けてビラを配ってくださったとのことです。本当にありがとうございました。

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2ndcharity4.JPG受付ではスタッフ総出で対応し,マスクや消毒液なども用意して,インフルエンザ拡大防止への呼びかけをしたのも大変よかったと思います。こんな配慮があったからこそ,開演前のいずみちゃんのアナウンスを肯定的に受け入れてくださったと考えています。

2ndcharity5.JPG開演を待つ場内。10時25分に高橋克典高根沢町長から「陸前高田のみなさまへ」と題してメッセージをいただき,陽だまり歌声コンサートが始まりました。いろんなハプニングがありましたが,何とかラストソングの証まで歌い切り,実行委員長の「これからもずっと」に応えてみんなで「応援してます!」で緞帳が降りるはずが・・・あっくんが急いで舞台袖に走って行って幕間になりました。コンサートが始まる直前に,「証が終わっても動かなければ声かけて」とメンズチームは言われていましたが,すっかりコンサートの興奮と共に忘却の彼方へ・・・ごめんなさい!
そして,今回のスペシャルゲストBrown Blessed Voice (BBV)のソウルフルでジョイフルな舞台が始まりました。今回は総勢31名の舞台をボランティアでつくってくださいました。出演者の皆様の顔から滲み出る「歌うことの幸せ」を見ながら,客席の最後尾で最後まで立って楽しませていただきました。あっという間に終演が近づき,出演者全員でBBVのオリジナル曲『One』の大合唱。BBVの中で歌わせていただくと,やはり声のパワーに圧倒されました。どこまでも頂点を知ることのないボリュームは,まさにコンサートに寄せていただいたキャッチフレーズ『愛にあふれる魂の歌声 その想いは空がつないでくれる』を彷彿とさせてくれました。

2ndcharity6.JPG終演後は,さまざまな方から感激のメッセージをいただきました。ある方から「この子ども達の笑顔がある限り,震災を乗り越えて頑張らなくちゃ」とおっしゃってくださり,このコンサートの意義を改めて噛みしめました。まさしく,会場の皆様と一体となって,陸前高田への思いを響き合わせられたのではないでしょうか。

そして,第2部は陽だまり保育園の土間ホールにて。実行委員会が粗食をふるまい,スポンサーになっていただいた玉ちゃん餃子をはじめ,主担当者の陽子ちゃんが手作りで赤飯,甘酒,ケーキなども用意してくれました。前日から仕込んでいただいた豚汁も美味しかった・・・お腹も満たされたところで,土間ホールでの即興ライブに快く応じてくださいました。生音で間近に聴くBBVの歌声は,やはりゾクゾクするほどに感動的でした。歌の力を信じて始めたこの企画の素晴らしさを,BBVの歌声から感じることができ,本当に贅沢で幸せな時間でした。最後に,輪になって『One』を大合唱・・・本当に歌で一つになるということの素晴らしさを味わうことができました。

2ndcharity7.JPG今回,本当にいろいろなご縁で実現したこのライブ。残念ながら,多くの保護者のみなさま,子ども達が参加できない結果となりましたが,何とか生き延びたみんなでその思いを引き継いで成功させることができました。この熱い思いを具体的に陸前高田の子ども達に届けることを,今日いま委員会で話し合われています。これからも「ずっと」この活動は続いて行きます。どうか陽だまり保育園の一員として,自分にできる少しの気持ちをいただければ幸いです。最後に,高橋町長,BBVの皆様,田村裕紀子様,岡倉ゆかり様,黒須千鶴子様,小林智恵子様,三森Icecreamの皆様,磯田一穂様,そして多くの御来場の皆様に心より感謝申し上げます。

2ndcharity8.JPGPhotos in this article by Youchan

【実行委員会メンバーからのコメント】

  • コンサートについてでございますが、チャリティコンサート実行委員長になって、はじめてのコンサートを迎えるにあたり、正直右も左もわからず実行委員の皆様にはご迷惑をおかけしたかと思います。しかし、実行委員の皆様の熱意と行動力のおかげで無事コンサートを迎えることができました。また、陽だまりっ子 with 歌うたい隊をはじめとし、コンサートに関わっていただいたすべての園関係者のお力添えを欠かしてはこの成功はなかったと思います。更に、舞台については、照明・音響・スライド・司会、そしてスペシャルゲストBBVすべてがボランティアであるにもかかわらず素晴らしいパフォーマンスを披露していただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 一方、病気の流行により、参加できなかった出演者や観覧者には申し訳なく悔しい思いでした。 最後に、チャリティコンサートは実施するのが目的ではなく現地への支援が本当の目的です。皆様の想いを胸に、支援を継続していきます。(ともパー)
  • 何度も話し合いを重ねてきたチャリティコンサート。スタッフとして携わった事で、一からつくり上げてきた感が強くありました。客席からコンサートを見ていて、目頭があつくなったのは、我が子の歌う姿に感動したという事だけではなかったと思います。陸前高田の保育園への想い、きっと観客の方々にも通じたと思います。大成功のコンサートでした。(ちえちゃん)
  • 改めてパンフレットを読み返しますと、本当に素晴らしいコンサートだったと思います... 見た方から子供達の歌良かった。BBV凄い迫力だったと感想をお寄せいただき、今までの苦労が報われたと思います。次回も我々は自信をもってのぞんで良いと思います。当日大変ななか準備していただいた皆様に感謝感謝です。(潤子ちゃん)

  • 私は、できることがすこしでもあればと思い、実行委員会でお手伝いさせていただきました。残念ながら前日から流行りのアクシデントでコンサートに参加できず、悔しさと残念さとでいっぱいです。なのでまたみんなで歌いたいと思っています!コンサートの成功を聞き、きっと被災地のこどもたちが笑顔になってくれていることだと思います!そう信じています!これからもたくさん笑顔が増えるように自分のできることはやっていこうと思っています。こどもたちが生きていてくれるだけで、それだけでありがたいと大地震からいつも思っています。あたりまえの生活がどれだけ幸せか、感謝の気持ちを持ち続けていきたいと思います。(きみちゃん)

繭玉づくり2012

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寒中御見舞い申し上げます。

昨日(22日)は,陽だまり保育園チャリティコンサート実行委員会主催の第2回震災チャリティコンサート「響く」が行われ,大盛況のうちに終了することができました。インフルエンザの流行で非常事態の中,それぞれができることを出し尽くしていただき,出演・参加することができなかった仲間の分まで思いがこもったコンサートになりました。詳しくは後ほどアップしますので,今しばらくお待ちください。

1月12日-陽だまりの土間ホールに色とりどりの繭玉が飾られましたが,ご覧いただけたでしょうか。今年は,信州出身の染色家・石津富士子先生に指導を仰ぎ,天然色素を利用した信州風の五穀豊穣を祈る繭玉づくりを伝授してもらいました。今回は,白・黄・緑・赤・茶の5色の生地をつくりました。黄色は栗きんとんなどに用いられてきたクチナシの黄色色素,緑は抹茶の代わりに大麦若葉パウダーの緑色(クロロフィル)色素,赤は紅花の代わりに梅酢のアントシアン色素,そして茶色はココアを利用しました。まさに衣食同源といった感じです。食紅を使えば簡単に鮮やかな色餅ができるのですが,この時期にこそ天然の色を見せておきたい,そんな願いから妻の陽子ちゃんが提案してくれて,今回の繭玉づくりとなりました。

石津先生は清原在住で,幼い頃にお母様が染められていた記憶を頼りに,子育てをしながら自宅で研究を重ねられ,とくに茜染では実績のある方です。私が伝統染織を取り入れた環境教育を研究するようになったきっかけになった方で,現在は妻が工房でお世話になっています。当日は,先生に基本となる繭,稲穂,栗,茄子などの作り方の手ほどきを受けて,あとは思い思いに作品づくりを楽しみました。なかには,今年の干支である龍をつくる場面も・・・子どもの発想力の豊かさを垣間見ました。繭は衣の材料で「着るものに困らないように・・・」という願いが込められていて,稲穂と野菜は「食べるものに困らないように・・・」と五穀豊穣を祈るものだそうです。とくに,信州では昔から養蚕が農家の収入源であり,蚕繭豊作は切実な祈りだったことでしょう。

mayudama1.JPGできあがった繭玉は,水木に刺していきます。信州の方では柳を用いるとのことです。広辞苑では,山桑やアカメガシワなどの木も使うと書いてあることから,その地域の植生が生かされてきたのだと思います。ちなみに,水木は全国に分布する落葉高木で,非常に成長の早い木です。材質は柔らかく白いので,下駄などに利用されてきたようです。

mayudama2.jpg午前中一杯かけて,見事に咲い餅花。ドンド焼きのときに無病息災を祈っていただきます。ご指導いただきました石津先生,そして廣瀬先生,陽子ちゃん,ありがとうございました。石津先生が最後に,信州では大人が繭玉づくりを競うそうで,子どもはそれを観ているだけとおっしゃっていました。昔の人はものづくりを伝えていく手段として,1年の行事をうまく使っていたのです。この機能を地域社会が取り戻すことがベストですが,まずは幼児教育の環境として,大人が「ものづくり」を楽しむ姿が大切だと感じました。石津先生も「是非親御さんに覚えてもらって欲しい」とおっしゃっていました。来年は親子企画になることを園に望みたいと思います。

mayudama3.JPG

Echo in 2012

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明けましておめでとうございます。
今年がすべての子ども達にとって素晴らしい年になるよう,責任ある大人として「希望」をもって未来を切り開いていきたいと思います。Re's Blog「瓶覗」も気分新たに年間100本を目指して頑張りたいと思います。そして,今年はいろいろな方に執筆を依頼しながら,単眼的なブログにならないように努めたいと考えております。

ということで,今年最初の話題は何といいましても二週間後に本番を控えている『第2回震災チャリティコンサート』です。チャリティコンサート実行委員長のともパーから,以下のメッセージと写真が届きました。

チャリティコンサートで陽だまりっ子with歌うたい隊の歌のバックで流れるスライドショーを,第一回コンサートでもお世話になった三森さんが,朝の9時から夜の9時まで12時間かけて製作してくださいました。ちなみに構成の構想は前日(当日?)の朝3時まであっくん,泉ちゃんが練ってくれました。様々な方が参加してくれた今までのチャリティ活動の軌跡が,歌と共に流れる様子は感涙もの間違いなしです。BBVさんの歌といい,今回のコンサートは素晴らしいものになると確信しています。是非早めのチケット購入+「知り合いのお誘い」を宜しくお願いします。
mimorisan.JPG昨日,ちょっ蔵ホールで AKIRABBV のジョイントコンサートがありました。チャリコン実行委員10名で楽しませていただき,コンサート終了後,ともパーが素晴らしい挨拶を兼ねたCMをしてくれました。チケットの方は2枚しか売れませんでしたが・・・(厳しい現実)・・・多くの方々に陽だまり保育園の震災支援を知っていただいたことに価値があったと思います。お疲れさまでした。

第2回コンサートのテーマ『響く』ーうたを歌うことで自分のなかにいる本当の自分と,仲間と,観客と・・・そして,陸前高田の子ども達とEcho(反響)し合うことができれば・・・という願いが込められています。この活動を通して同じ思いの人々と出会い,共感し合い,また新たな道が開かれる。そんな絆をひとつでも多く紡いでいければ素敵ですね。

ONE

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2011年もあと数時間で終わろうとしています。今年は陽だまり保育園の新たな歴史の始まりの年でありました。同時に,東日本大震災ならびに福島原発事故が,これまでの当たり前の幸せを奪い去り,新しい日本のデザインのあり方を考える元年となったと思います。陽だまり保育園では,旧移転準備委員会を母体に「チャリティコンサート実行委員会」が生まれ,陸前高田の保育園を支援しようと,歌と手間で温かい取り組みが始まりました。そして,親父の会は合研で全国デビューを果たし,陽だまりの「恊働」をアピールしてくれました。それに裏打ちされた夢基金事業での秘密基地づくりを遂行し,子どもの育ち環境を整える一翼を担ってくれました。

年末の各クラス懇談会で,いずみちゃんから配布された新開さんの子ども・子育て新システムに関する記事に,いまの国会の議論に「不易」はあるかという問いかけがありました。時代や環境が変化しても,子どもが発達するうえで「変わらないもの」あるいは「変えてはいけないもの」があるはずです。それを新システムの議論の中心にし,保障していこうと大人が真剣に検討しているとは思えないという内容でした。ところで,芭蕉は俳句の美を論じるうえで「不易流行」という哲学を提唱しました。「不易」は永遠に変わらない伝統や芸術の精神であり,「流行」は新しさを求めて時代とともに変化するものです。このような相反するような概念も,ともに風雅に根ざす根源は同じであるという考え方です。伝統的な知恵や技が姿を消しつつある現代,その価値の再生が叫ばれています。震災後も「絆」とか「つながり」というコミュニティを豊かに維持する上で大切にされてきたものが再確認されました。効率的で便利な社会になると不易よりも合理性や個人主義がまかり通るようになるのかもしれません。でも,私たちはもう一度,子どもと一緒に未来のために大切なこと「不易」を語り合い,そこから生まれてくる新しいもの「流行」を大切にしていきたいと思います。

さて,第2回震災チャリティコンサートのスペシャルゲスト"Brown Blessed Voice"主宰の山中さんと,市村さんが最後に大合唱する「One」の指導に仕事納の日にきてくださいました。振り付けまで決まって,みんなで「ひとつ」になろう!!と心から歌います。震災を忘れることなく,心響き合わせて私たちの思いを届けたいと思います。

皆様,それぞれに素晴らしい新年をお迎えください!!

ONE.JPGPhoto by Kousakubito

『One』
作詞 宮原Panda裕子
作曲 山中陽子

One 広い宇宙の この小さな地球(ほし)で
巡り会えた軌跡よ
心合わせて 今 響き合おう
愛を言葉にかえて

今 子供の頃 願った夢
叶いそうな気がする
君とならばできるはずさ
どんなことも

声を合わせ 歌おう
世界の 愛と平和のために
声よ届け
宇宙のすべての闇が 光に変わるように

今 子供の頃 願った夢
叶いそうな気がする
君とならばできるはずさ
どんなことも

声を合わせ 歌おう
世界の 愛と平和のために
声よ届け
宇宙のすべての闇が 光に変わる

ひとつになろう 翼広げて
想いのすべて 空に飛ばそう

夢を抱いて 生まれてきたのさ
愛するために 戦うためじゃない

ひとつになろう 生まれてきたのさ
ここに生まれた 喜び感じて

LaLaLa・・・

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