繭玉づくり2012

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寒中御見舞い申し上げます。

昨日(22日)は,陽だまり保育園チャリティコンサート実行委員会主催の第2回震災チャリティコンサート「響く」が行われ,大盛況のうちに終了することができました。インフルエンザの流行で非常事態の中,それぞれができることを出し尽くしていただき,出演・参加することができなかった仲間の分まで思いがこもったコンサートになりました。詳しくは後ほどアップしますので,今しばらくお待ちください。

1月12日-陽だまりの土間ホールに色とりどりの繭玉が飾られましたが,ご覧いただけたでしょうか。今年は,信州出身の染色家・石津富士子先生に指導を仰ぎ,天然色素を利用した信州風の五穀豊穣を祈る繭玉づくりを伝授してもらいました。今回は,白・黄・緑・赤・茶の5色の生地をつくりました。黄色は栗きんとんなどに用いられてきたクチナシの黄色色素,緑は抹茶の代わりに大麦若葉パウダーの緑色(クロロフィル)色素,赤は紅花の代わりに梅酢のアントシアン色素,そして茶色はココアを利用しました。まさに衣食同源といった感じです。食紅を使えば簡単に鮮やかな色餅ができるのですが,この時期にこそ天然の色を見せておきたい,そんな願いから妻の陽子ちゃんが提案してくれて,今回の繭玉づくりとなりました。

石津先生は清原在住で,幼い頃にお母様が染められていた記憶を頼りに,子育てをしながら自宅で研究を重ねられ,とくに茜染では実績のある方です。私が伝統染織を取り入れた環境教育を研究するようになったきっかけになった方で,現在は妻が工房でお世話になっています。当日は,先生に基本となる繭,稲穂,栗,茄子などの作り方の手ほどきを受けて,あとは思い思いに作品づくりを楽しみました。なかには,今年の干支である龍をつくる場面も・・・子どもの発想力の豊かさを垣間見ました。繭は衣の材料で「着るものに困らないように・・・」という願いが込められていて,稲穂と野菜は「食べるものに困らないように・・・」と五穀豊穣を祈るものだそうです。とくに,信州では昔から養蚕が農家の収入源であり,蚕繭豊作は切実な祈りだったことでしょう。

mayudama1.JPGできあがった繭玉は,水木に刺していきます。信州の方では柳を用いるとのことです。広辞苑では,山桑やアカメガシワなどの木も使うと書いてあることから,その地域の植生が生かされてきたのだと思います。ちなみに,水木は全国に分布する落葉高木で,非常に成長の早い木です。材質は柔らかく白いので,下駄などに利用されてきたようです。

mayudama2.jpg午前中一杯かけて,見事に咲い餅花。ドンド焼きのときに無病息災を祈っていただきます。ご指導いただきました石津先生,そして廣瀬先生,陽子ちゃん,ありがとうございました。石津先生が最後に,信州では大人が繭玉づくりを競うそうで,子どもはそれを観ているだけとおっしゃっていました。昔の人はものづくりを伝えていく手段として,1年の行事をうまく使っていたのです。この機能を地域社会が取り戻すことがベストですが,まずは幼児教育の環境として,大人が「ものづくり」を楽しむ姿が大切だと感じました。石津先生も「是非親御さんに覚えてもらって欲しい」とおっしゃっていました。来年は親子企画になることを園に望みたいと思います。

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このページは、管理者が2012年1月23日 12:38に書いたブログ記事です。

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